松島平泉レポ








さて日本三景のひとつ松島に着きました!
しかし時間はすでに3時過ぎ。見て回れるところは限られてます。
せっかく松島に来たわけですし、景観を見ないとね!


松島の小島を東西南北から見る名所が四大観
それぞれの場所から眺めの印象が異なり、それぞれ
“麗観”“偉観”“壮観”“幽観”と呼ばれています。

まずは近くに幽観があったんでそっちへ
入り口は非常に分かりにくかったですが、道路からはずれ山の中へ


駐車場(?)までは乗り入れ可能でした。


階段を上って5分もしないうちに


展望台があります。


これが幽観、海が両脇の山に隠れて扇方にみえることから扇谷なんて呼ばれてます。

・・・
・・・・・あれ?
・・・しょぼくね?
扇っていうけど、つまり山でかぶってよく見えないってことだろ
なんか思ってたのと違う…

気を取り直してもうひとつ近いところにある富山の麗観を見に行くとしましょう。


麗観も車で近くまでいけました。


あれ、まあ確かにきれいですけど、何かたりない。?。

せっかく松島まで来てこれでは帰れません。
こうなったら4大観コンプするか?

とりあえずはもっと接近して見てみることに


松島海岸駅の向かいの駐車場に車をとめ
(最初の30分300円、以降30分ごとに100円)
すぐ近くの広場に来てみました


平日にしては観光客がおおく、アベックがうぜぇ


気づいたのが、非常に水位が高い。たぶん海抜0mとかそんな。
満ち潮だったのだろうか?


あと全ての島に言えるんですが、波が浸食して岸をえぐって洞をつくってます。
そして近くで見てようやく分かったのが、意外と水が汚いです。
そうか、さっき物足りなく感じたのは海の青さだったのですね。
天気も若干曇り気味ですし、湾になっている分汚いんですかね?
あるいは芭蕉が見たころはもっと海きれいだったのかも

「在りし日の 小島とうかぶ 海の青さ」 オレ



広場から雄島に行けるみたいなんで行ってみます。


何を意匠したのかわかんないですけどたぶんお地蔵さん的なものなんですかね。
どうもこのあたりは岩壁に彫り物をするのが主流みたいです。


なんかわくわくする小道。


トンネル(?)をぬけるとそこは…


朱色の橋が目を引く、端の架かるその先には雄島が!


でもそれよりこっちの、さっきの洞式のお地蔵さんが気になるww


これ俺が子供の頃発見してたら絶対秘密基地にしてるわwww


まずは雄島に行ってみましょう



やっぱりこっちもえぐられて洞になってて、お地蔵さんもいました。
きっと波でえぐれたところを上手に彫ってこんな風にしたんでしょうね。
こういう文化的なところが見えてくると楽しい。


雄島内の小道は砂利が敷いてあるというよりは、岩が削れて出来たみたいな風になってました。海の水が削ったところを人が手を加えたのかな?


島内にも秘密基地がありましたwww


雄島から
ナイスボートwこれは違うけど遊覧船も出てるみたいです。


さて景観の物足りない理由も分かったし、とりあえず残りの4大観をみにいくか
っと、水浸し


マリンピアの裏手。それにしても大丈夫かこの水族館、今にもつぶれそうだぞ…


水浸しの原因はこれでした。海水が逆流してんのかな?


縁石を歩けばどうということはない!


今度は多聞山の「偉観」を見に行こうとしたのですが、
時間はもう4時をまわり、太陽が出ている時間もあとわずか。急がねば・・・

・・という時に大誤算。多聞山に行くために国道45を南下したのですが、
車の渋滞がやべえwww



路行く人を押しのけ、跳ねとばし、
オレは黒い風のように走った。
野原で酒宴の、その宴席のまっただ中を駈け抜け、
酒宴の人たちを仰天させ、犬を蹴とばし、小川を飛び越え、
少しずつ沈んでゆく太陽の、十倍も早く走った。



急げ、オレ。
おくれてはならぬ。愛と誠の力を、いまこそ知らせてやるがよい。
風態なんかは、どうでもいい。オレは、いまは、ほとんど全裸体であった。
呼吸も出来ず、二度、三度、口から血が噴き出た。



見える。はるか向うに小さく、毘沙門堂が見える。堂は、夕陽を受けてきらきら光っている。



なんか仙台行きの車でぜんぜん進めないしw
宮城県って交差点の名前とか信号の脇に付いてないのかよw
皆が皆カーナビ使ってんじゃねえんだぞ!何交差点かわかんねぇと
どこ曲がっていいのかわかんねぇじゃねえか



んなわけでたどり着いた頃にはほぼ陽は沈んでしまいましたw


仕方なしに、松島海岸に戻ろうとしたのですが、これまた渋滞ww
さっきの渋滞は、仙台の会社に戻る渋滞w
で今度は、帰宅ラッシュwww
どつぼに嵌った・・・

着いたころには、すっかり暗くなり飯を食おうにもどこも満員
待とうにもせまりくる閉店時間www
・・・牡蠣フライ食べたかった


やむを得ず、奥松島へ。
奥松島には最後の4大観の大高森「壮観」が。
大高森の近くのコンビニかなんかで、飯買って車中泊して、日の出でも見よう
・・・と考えていた頃がオレにもありました。


まず、
コンビニがない!

もともと半分離島みたいな性格の所なんで、コンビニがないくらいは予想してたんです。
まあ観光地だしあればラッキーみたいな。
ですがなんと松島海岸あたりは完全に復興してましたが、こっちは復興途中のところがいくつか
・電気通ってないところがある。
・主要道路のひとつが工事で完全通行止め
・などなど

しかたなしに、大高森の駐車スペースで一晩明かそうとしたのですが、
夜勤明けのランナーズハイ状態がピークに!
想像以上に眠れない!


あきらめました。
夜間を移動にあて平泉に行くことにしました。
写真は中尊寺近くのセブン。モクロ写真じゃないです。
イカしたモノトーンセブンイレブン

平泉は、噛み砕いて言うと。
平安時代の藤原のきよひらさんが、このあたりを治めてて
藤原のもとひら、ひでひらと親子孫3代のあいだ金もとれるし超平和だった時代に
いろいろと建てた建造物とかが、いろんなひとに守られて今日まで残ってて
それって超貴重だから世界遺産にしちゃったところ。

あと松尾芭蕉が
「夏草や 兵どもが 夢のあと」
をよんだとこ

ちなみに夢の跡の後はだいたい田んぼになってるけどねw

「兵の 夢を肥やしに 黄金の穂」 オレ



中尊寺入り口。(本殿はもっと奥)


道はこんな。弥彦神社と似たような感じ。ただこっちは笹が多かった。




本殿


敷地内にはいろいろなお堂やら、仏様やら神様やらが祭られてましたが、
まさか猫神さまもおわせられるとは…
ありがたやありがたや(ナデリナデリ)


変なコケの生え方してました。


神社もありました。なんでもあるなー


能楽の舞台もありました。たぶん舞が奉納されるんだろうなー



ちの輪。なんかくぐったら、戻らずに左右どちらかから抜けてくるそうな





ここから毛越寺の写真。浄土庭園の池。もっと天気がよければなー
極楽浄土を再現した庭園らしいです。
復元ですけど端々に意匠がかんじられるいい庭園でした。


だいたい復元とか、なんとか跡なんですが、この小川だけは当時から残ってるものとか
詳しくは「曲水(ごくすい)の宴」で検索してください


石。なんか掃除のおっちゃんがあえてこうやって砂利を掃いてました。
たぶんなんか意味がある。









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